今回は岡山電気軌道のテープについてのお話です。
このテープの特徴は、
存在が貴重!出回りが少ない激レアテープ!
そう。オークション等で稀にも見ないほどの遭遇率なのでかなりのレア物と言えましょう。
岡山電気軌道について
通称「岡電」は岡山県岡山市内で2つの路面電車路線を持ち、路線・貸切バスをも運営しており、両備グループの中核会社の1つでもあります。
1910年設立ということで実に100年を超える歴史ある鉄道会社の1つです。しかも創業から一度も社名が変わっていないというのも珍しいことです。
また、路面電車に関しては路線の距離が短く、日本全国で最小規模とされています。
全国の営業キロの合計が最も長いのが広島電鉄(35.1km)なのに対し、岡山電気軌道は僅か4.7kmである。
最近では着発地の岡山駅前電停から岡山駅構内まで乗り入れるる計画が発表され、2022年度までにわずか100mほどが延伸する予定です。
はじめに開業した東山線
1923年に全線が開業したこの東西線は文字通り東西に延びる路線で、岡山駅前から岡山城下や旭川に渡された京橋を通って東山まで行きます。
終点の東山にはおかでんミュージアム+水戸岡鋭治デザインがすぐにあり、たま電車などのデザインを手がけた水戸岡デザインを楽しむことができますがどちらかというと子供向けで子供連れだと楽しめそうです。
・西川 → 西川緑道公園
制作は国際…?
さて、テープの存在が貴重である岡電は過去に出回ってるところを見たことがありませんでした。
岡電バスの方はちょこちょこ目にはするものの、それでも出回り数は少なくオークションでの落札価格は相場を超えて取引されています。
過去にイベントで出たものだとは思いますが、私が入手したのは某鉄道部品取扱店のオークションページから。清輝橋線とのセットで一気に岡電の路面電車をコンプリートさせました。
形式は4トラで往復分収録されているのと途中止まりの運用もないのでテープの数も1路線1本ずつ、ということになります。そのため、ラベルも区間ではなく路線名だけが記載されています。
制作時期はラベルにも記載がないため不明ですが声優さんは松原さんなので平成中期であることは確かそうです。
制作は国際なのでしょう、音声合成化された現在の声優さんは森田さんが担当しています。
路面電車にしては珍しく降り口が右側だったり左側だったり、前だったり後ろだったりとここでも岡電らしい放送を聞くことができます。
手持ちのテープでは目立たない程度にいくつかぶつ切りにされており、考えにくいですがテープの劣化なのか、それともCM分の取り除きなのか少し謎な面もあります。
それでは大変貴重なテープ時代の放送をお楽しみください。