今回は広電バスのお話です。
このテープの特徴は、
田方通過の放送!
「田方」停留所に停車しない旨を何度も繰り返し放送します。
広電バスについて
広電バスは通称であり、正式には広島電鉄のバス事業本部を指すことは前回の記事でも紹介しましたね。
おさらい程度に簡潔にまとめておきます。
・広島瓦斯電軌時代の1929年に己斐~宮島間で乗合自動車の運行を開始したのが始まりとされている。
・昭和40年代に広電バスを含む5社の合併計画があった(合意はされなかった)。
・営業所はあるものの、車両の所属では営業課という言い方をする。
西広島バイパスをひたすらインアウト
広島バスセンターを出たバスは、路面電車通りに沿って南下し、大手町4丁目から右折して国道2号線に入ってからはバイパスにそのまま入っていくのでほぼ道なりです。
西広島バイパスは一旦商工センター・鈴が峰住宅団地出口で下道に出て鈴が峰住宅団地を経由してから再びバイパスへ合流します。
かと思えばまたすぐに井口出口へ出て鈴が台停留所へ。
その後またバイパスへ合流し、バイパス上の井口4丁目停留所を過ぎたらすぐに皆賀出口へ。ここで今度こそバイパスとはお別れです。
波出石交差点を右折、城山南交差点を左折すればもうすぐに東観音台団地です。
放送中に交差点奥に位置する波出石停留所が出ていることから、昔は波出石交差点を直進し、先の倉川交差点で右折していたことがうかがえます。
ちなみに、西広島バイパスはバイパスのくせしてラッシュ時間帯は大混雑。反対の広島バスセンター方向ではバイパスを下りて側道を経由する便が朝ラッシュ時にあります。
終点の東観音台団地には9台分区画のある車庫がある。
袋町
(本通り~中電前間)
新観音橋東
新観音橋西
(舟入本町~観音本町間)
旭橋西
(旭橋入口~古江間)
地毛
城山南
(佐伯区民文化センター前~東観音台入口間 ただし経路変更に伴い波出石停留所は廃止)
東観音台中
(東観音台下~東観音台中央間)
広電バス=4トラが一般的
広電バスと言えば4トラが一般的であることは前回の記事でもお話しました。
この路線(西広島バイパスを経由する系統)に関しては単なる往復だけではなく朝ラッシュ用や田方の停車有無で色々なパターンでテープが制作されており、運行本数も多かったためテープの数もそれなりに多いです。
テープラベルには朝ラッシュ用は「規制」、系統番号の最後に「K」が、田方を通過するものは「田方NS(ノンストップ)」、系統番号の最後には「N」とどの用途のテープであるか一目見て分かるようになっているので入手の際は是非参考にしてみてくださいね。
今回は田方を通過する田方NSに値しますが、朝ラッシュ時にしか聞けないバイパス規制用はまた後日ご紹介したいと思います。
それでは西広島バイパスのコースイン・アウトを想像しながらお楽しみください。