今回は新潟交通に関するお話です。
このテープの特徴は
激レア!国際制作のテープ!
出回り数が少ない且つ新潟交通では珍しい国際標識(ケイエムアドシステム)政策のテープだからです。下記で詳しく説明していきます。
新潟交通について
新潟交通は新潟市を中心に路線網を持っていますが、他にもグループ会社がある佐渡島、高速バスでは県内各地はもちろん関東・中京・近畿の三大都市、東北、長野県まで幅広く路線を持っています。
1913年に新潟駅前~白山駅前間に新潟市内初の乗合自動車が営業されたのが始まりとされています。新潟交通として設立したのは1943年。※戦時統合によるものでした。
1978年には北陸自動車道の開通に伴って高速バスへ参入。越後交通との共同運行で新潟~長岡線の運行を開始しました。
その後も大阪行きの夜行バスを運行するなど次々路線を増やしていきました。2015年には萬代橋ライン(BRT)で一部連接バスを採用して運行を開始しました。
※戦時中陸上交通事業調整法によってバス事業者は極力統合される方向であった。
廃止された12A。経路的には存続。

路線は新潟駅の北口を出て西にぐるっと一回りする循環系統ですが現在は廃止されているようです。現在の路線で言うと信濃町まではC2、信濃町からはC3の路線です。
途中JR関屋駅のかなり近いところを通りますが駅には入らないのも面白い点です。主要駅ではない且つ道幅が狭いのも理由の一つと言えそうです。
また、駅周辺バス停は大通りとの交差点からも少し離れ、停留所名も駅前ではなく町の名前「信濃町」というのも注目点と言えるでしょう。
日本海タワー前 → 附属学校入口
日本海タワーは1970年に海抜63mに設置された回転式の展望台でしたが老朽化などを理由に2014年6月30日で営業を終了しました。
新潟交通=エンドレスエコー…だけど!
さて、新潟交通といえばエンドレスエコーなのですが、今回は大変貴重な国際標識(ケイエムアドシステム)制作のテープです。
憶測でしかお話ができませんが、西部営業所ではなぜだか国際制を採用しており、出回り数も少ないためオークションなどで出品されても通常の倍以上の金額で落札されます。要は激レアなのです。
テープの規格は等速です。ネット上では2002年より順次テープを廃止し音声合成化されていったとの記載があります。
このテープの制作年が2002年なのでテープ時代最末期ということになりますね。ちなみに手持ちの最新の制作年は2003年1月でした。
声優さんはこの頃では採用例が多い鈴木さんです。他にも南海バス、山陽バス、岐阜バスなどでも聞くことができます。
それでは新潟市内を西へ一周する循環系統をお楽しみください。