今回は広電バスのお話です。
このテープの特徴は、
奥を走る希少系統!
広電バスの中でも北部エリアに位置する本数的にも希少な系統なのです。
広電バスについて
広電バスはあくまで通称であり、広島電鉄のバス事業本部を指します。
広島電鉄と言えば路面電車で有名ですが、バス事業の方も長い歴史を持っており、1929年に己斐~宮島間で乗合自動車の運行を開始したのが始まりとされています(当時:広島瓦斯電軌)。
昭和40年代にはバス事業再編成計画として広島電鉄と他4社(広島バス・広島交通・芸陽バス・備北交通)の合計5社合併が模索されましたが合意には至りませんでした。
1999年には赤字路線の収支改善を目的にエイチ・ディー西広島(通称 ボン・バス)を設立・分社化、2005年には貸切バス事業から完全撤退、2012年に呉市営バス廃止により全路線を譲受するなど広島県を代表する会社の1つであります。
所属には営業所という言い方をしないのが広電バス独特なもので、それぞれ営業課、出張所という言い方をしています。
バス車両それぞれに5桁の番号がふられており、所属営業課・メーカー・装備・固有番号から構成されています。
実は遠回り…?
国道191号線、県道38号線を通って途中中央分離帯の無い狭い道を縫いながら豊平病院を目指します。
道的には鈴張を経由した方が近いのですが、これも近隣住民のためを思ってでしょうか。
その昔、可部線がまだ三段峡まで伸びていた時代。放送中にも廃線になった駅名が出てきますが、現在停留所名は改称されています。
本数は、安佐→豊平病院行きは平日1本、休日1本。豊平病院→安佐行きは平日2本(うち1本は大釘経由)、休日1本と少ないですが、安佐営業所~今吉田公民館間に狭めると本数は多少増えます。
飯室駅前 → 飯室西
布駅前 → 上布
小河内農協 → 小河内集会所前
今吉田農協 → 今吉田公民館
ゆりかご荘前
(久保角橋~豊平病院間)
広電バス=4トラが一般的
広電バスと言えば4トラテープが一般的ですが、市内線や高速路線ではカセットテープの採用例もあります。
ネプチューン(現レゾナント)ベースで制作されていますが、声優さんに関しては自社採用のようです。
広島電鉄と言えば…とも言えるこの声優さんの女性は1994年から起用されており、音声合成化された今でも現役。
製作年ごとに聞いてみると成長っぷりを伺うこともできます。ちなみに起用された当時はかなり棒読みに近く、感情もこもっていませんでした。
また、市内線はネプチューンでお馴染みの方々が担当していたため、9号線を除いては音声合成化されるまでは聞くことができませんでした。
バスまつりで入手するときは製作年にも注目して選んでみてくださいね。
それでは郊外路線をお楽しみください。