車内放送

【放送テープ】相鉄バス 相模大塚駅→綾瀬車庫

今回は相鉄バスのお話です。
このテープの特徴は

綾瀬地区では珍しい前払い方式!

相鉄バスについて

相模鉄道は戦前より相模原地区を中心に路線バス事業を行っていましたが戦時中に現在の神奈川中央交通にあたる東海道乗合自動車へ譲渡したことでバス事業からは一旦撤退していました。

横浜市内を中心にバス事業を再スタートさせたのは1950年になってからのこと、相模鉄道の子会社として相鉄バスが設立されたのは2001年のことで2010年に全路線がこの相鉄バスに任されることとなりました。

営業所は現在横浜営業所、旭営業所、綾瀬営業所の3つあります。

また、この会社で引退した後も中古車として各地で第二の人生を送っている車両たちがいます。

福岡県の工場内の輸送で使われていた車両。車体のカラーリングもそのまま活かされています。

 

綾72系統と乗降方式の関係

路線は綾72系統。相模大塚駅を出て米軍厚木飛行場のすぐそばを通って綾瀬車庫に向かう便です。一部、相模大塚駅の手前の大和駅発着の便もあります。

テープ中ではさがみ野駅入口を通って行きますが、現在では蓼川自治会館経由に経路変更されています。それに合わせて深谷大上、綾瀬停留所は廃止されましたが旧ルートの一部は直行便である綾71系統が現在も運行されています。

特徴的なのは綾瀬地区の路線は基本的に後払い方式であること。中ドアは使わず前から乗って前から降りる珍しい乗降方式なのです。

このテープでは朝ラッシュ時の貴重なもので、前乗り先払いで降車時は後ろのドアから降りることで混雑緩和を図っていると思われます。

相鉄バス=エンドレスエコー!

相鉄バスはエンドレスエコー制作で、声優さんは昔から岡本さんですね。音声合成化した後もしばらくは聞くことができました。

営業所ごとにアルファベットが割り当てられているようで、今回のテープの綾瀬営業所は「Z」です。妻面記載の番号は方向幕のコマ番号を指します。

また、エンドレスエコーの制作は紙ラベルのみ貼るパターンが多いですが相鉄バスの場合上から保護シートを貼ってあるケースが多く、ボロボロになりやすい妻面も時間が経った今でも綺麗に残っています。

それでは、綾瀬地区の貴重な先払い方式の放送にも注目しながらお楽しみください。