今回は都内路線の国際興業バスのお話です。初回の埼玉路線についてはこちらをご覧ください。
このテープの特徴は、
テープ時代末期の音源!
国際興業について(再)
国際興業バスについては以前もお話ししましたのでおさらい程度にまとめておきます。
・1950年に国際興業バスが発足した
・埼玉県側の発展により路線と運行本数の見直しを大きく分けて三度実施した(「三度の大再編」とも呼ばれる)
・飯能地区の赤字補填が難しく、今後の動きに注目!
住宅・商店街を駆け抜ける赤57系統
さて、今回紹介する路線は赤57系統です。
この路線も片側一車線道路がほとんどで特に日大病院~板橋三中間は歩道といっても路側帯が設けられてあるだけでバス同士がすれ違う時には歩行者にも注意しなければなりません。
板橋三中を出ると国道17号線へ合流。この道路は上には首都高速5号線が、そして下には都営地下鉄三田線が走る巨大な道でもあります。
地下鉄の本蓮沼駅が近い蓮沼町交差点を右折すると赤羽自然観察公園の前を通り、法善寺交番を経由したらガード下をくぐって赤羽駅西口に到着です。
赤羽西口のターミナルもまた狭いもので、バスが集中していると障害物と他のバスとを避けるので精いっぱいになるほど。もう少しターミナルを広く整備できたら良いですね。
①栄町付近の道路。道幅も狭く、バス同時の離合は路側帯部分へはみ出てまで寄らないと厳しい。
②赤羽駅西口のターミナル。上から見ると十分な広さに見えるが待機バスであふれていると手狭になる。
停留所名の変更点 まとめ
現在と比べて変化している停留所名についてまとめておきます。
・仲町出張所 → 仲町区民事務所
・板橋第九小学校 → 氷川町
・板橋本町 → 上宿
・蓮沼町 → 本蓮沼駅
・国立西が丘競技場北門 → HPSC 北門
特に板橋第九小学校は2018年に統合によりつい最近閉校されてしまいました。
国際は国際でも…
国際興業バスといえば国際標識(国際放送企画)制作のテープです。「国際」が被っていますが特に子会社というわけではないようです。
平成16年の制作でテープ時代のほぼ末期にあたるものです。声優さんは珍しく秋北バスなどでよく聞く方とはまた別の人。
往復分が収録されており、放送前のメロディーは4代目で平成13年にはすでに採用されていました。そして都内路線の緑ラベル、等速テープです。
それでは色んな意味で「狭い」赤57系統をお楽しみください。