今回も神姫バスについてお話ししていきたいと思います。
このテープの特徴は
多経由多系統!
山寄上までに経由地が異なる系統がたくさんあるのが特徴的です。
神姫バスについて

神姫バスは兵庫県を中心に路線バスなどを運行する事業者で姫路ナンバーや神戸ナンバー、なにわナンバーなど兵庫県以外のナンバーをも見ることができます。
路線バスなどを、というのも姫路市より書写山ロープウェイの運行業務を受託しているからです。
歴史面など詳しくは前回の記事で簡単にまとめているので是非ご覧ください。
JR鍛冶屋線(廃線)の代替路線
鍛冶屋線は野村(現 西脇市)駅から鍛冶屋駅を結ぶ国鉄~JRの地方交通線でしたが、1990年に廃止され、今回紹介するこの路線は廃止代替バスに相当します。
さて、冒頭でたくさんの経由地があるとお話しました。
上記の路線図を見ても分かるように経由が異なる系統がたくさんあります。※今回紹介する路線は緑色の▲で示しています。
前回紹介した福崎地区では縮小傾向にあり営業所の消滅や車庫等への格下げ、支線の廃止などを余儀なくされましたが、この路線に関してはまだまだ元気そうです。
西脇・日野・曽我井を経由する便は現在土日のみの運行でたったの一往復という貴重な存在で、現在は神姫グリーンバスに移管されています。
公式HPで調べたところによると路線は33.7km、所要時間は1時間弱、運賃は通しで1,140円とのことでした。
路線は途中から国道427号線を北上して終点は山寄上(兵庫県多可郡多可町加美区山寄上)です。終点から少し先に行った所に転回場がありバスはそこで折り返すようです。
鍛冶屋を過ぎると登山コースの入口もちょちょこ放送されるので聞きどころのひとつでもあります。
田舎ながらもフリー乗降区間は無く、しっかりした路線といえそうです。
・市役所前 → 西脇地方合同庁舎前
・総合庁舎前 → 西脇北高校口
・杉原紙研究所前 → 杉原紙の里
・野村西
(西脇市駅~西脇工業高校前間)
神姫バス=KRK・大阪スタジオ
前回もお話したように神姫バスといえば4トラ制作で2チャンネルに経由違いを含む往復分が収録されています。
篠山や網干地区では同じ4トラでも大阪スタジオが採用されています。
アナウンサーは船渓さんで京阪電車や南海電鉄で今も聞くことができますね。
放送は車外放送も停留所の都度流れるので放送が長い分全区間聞くまでが大変です。また、経由違いや運行形態等の違いからテープの数も多いです(テープナンバーでは92250番台に相当します)。
それでは神姫バス時代の放送をお楽しみください。