今回は東武バスのお話です。
このテープの特徴は、
出回り数が少ない!
東武バスについて
東武バスは東京都の北東部、埼玉県南部・西部、千葉県北西部、日光に路線を持つ東武鉄道グループのバス事業者です。
2002年に東武鉄道バス事業本部が分社化され、東武バスが設立されました。
東武バス株式会社は管理業務のみを行っており、運行は「東武バスセントラル」「東武バスウエスト」「東武バスイースト」「東武バス日光」の4社が担当します。管理会社を含めた5社から東武バスグループを形成しています。
東武バスの始まりは1930年代。群馬県、埼玉県北部でバス事業を開始した毛武自動車と川越地区で直営のバス事業を開始した東武鉄道本体の2つが大きな要となりました。
勢力を強めていったものの、1970年代より自家用車の普及により道路渋滞の問題や山間部の過疎化が進んでいき、このような問題は東武バスに限ったお話ではありませんでしたがバス事業は縮小せざるを得ない状況となっていきました。
次第に赤字へ転落することになり、経営改善のためにも分社化が決定されたのです。
まっすぐ行く浦31系統。
今回紹介する路線は浦31系統。北浦和駅東口を出たバスは北宿通りをひたすら北上するというもの。ほとんど右左折がない路線です。※方角は地図上でいう与野駅方向が「北」になります。
途中、道祖土交差点を左折して山崎へ行く枝系統も存在しますが、系統番号は同じ「浦31」です。
変更になった停留所は下記にまとめました。
・三室農協前 → JA埼玉三室前
・浦和市立病院 → さいたま市立病院
中でも市立病院に関しては2001年に浦和市、大宮市、与野市が合併してさいたま市が発足したためです。
テープ数が少ない東武バス
冒頭でもお話しましたが、最近こそネットオークションでテープのまとめ売りをちょこちょこ見るようになったものの、基本的には出回りが少ないテープです。(おそらくイベントでの買い占めによるもの)
というわけでいくら区間が短かろうが東武バスのテープが出ることは価値があるので是非入手してみましょう。
東武バスのテープといえば大概がエンドレスエコー制作なのですが、東京都、千葉県の一部地域では第一弘報社の4トラ、8トラが採用されていた営業所もあるので実質バラつきがあります。基本的にはエンドレスエコーということを押さえておきましょう。
気になる声優さんですが、岡本さんではありません。お名前は定かではありませんが、岩国市営バス(現 いわくにバス)などでも聞くことができます。平成元年ごろから担当しているのでこのテープの平成8年は恐らく引退直前ぐらいでしょう。
東武バスの音声合成化はそこそこ早かったそうで制作年が新しいテープは見られません。この年ぐらいがテープ時代最末期ということになるようです。
それでは、東武バスのテープをお楽しみください。