今回は京阪京都交通に関するお話です。
このテープの特徴は、
希少な快速系統!
京阪京都交通について
さて、京阪京都交通は2005年に京阪バス100%出資の子会社として設立され、同時に京阪バスシステムズに参加しています。
元々は京都交通として運行してきたのですが、2004年に会社更生法の適用を申請して倒産してしまいました。
京都府北部地域を日本交通グループ、残りをこの京阪バスグループに営業譲渡したことで清算されています。
京都交通時代のお話は当時のテープを紹介するときにまたお話しようと思います。
押さえておきたい洛西バスターミナル
発地の洛西バスターミナルについて簡単に押さえておきましょう。
洛西バスターミナルはショッピングモール「ラクセーヌ」とデパート「洛西高島屋」の一角と言っても良いほど隣り合わせのバスターミナルで京都市交通局、阪急バス、京阪京都交通が発着しています。
1979年に洛西営業所が開設され、洛西ニュータウン~桂駅間で電気バスの運行を開始したのが始まりのようです。
1981年には洛西操車場の供用を開始します。当時はまだターミナルが完成していなかったため、洛西中央通りに洛西操車場前停留所があったんだとか。
翌年に洛西バスターミナルが完成・供用開始。操車場は2004年に廃止され、跡地は現在駐車場になっています。
洛西中央通りから見たバスターミナルの入口。右側に見える駐車場が操車場跡地である。
ラッシュで大活躍!快速16系統
続いて路線についてです。
洛西バスターミナルを出たバスは北上ショートカットせずに洛西中央通りを南下して時計回りに竹の里地区の住宅地を回った後、北福西町一丁目を最後にノンストップで桂駅東口へ向かいます。
普通便である10系統は途中左折して三ノ宮街道を経由していきますが、この快速便は府道201号線をそのまま直進、川島六ノ坪町(阪急洛西口駅前)交差点を左折したら阪急京都線沿いにまっすぐ行けば桂駅東口のターミナルに到着です。
この快速16系統は平日のみの運行、しかも7時台の2本だけというかなり希少な系統なのです。住宅地から桂駅への主に通勤輸送で設けられた系統と言っても過言ではないでしょう。
京阪京都交通=国際
制作は京都交通の頃から国際企画(現 ケイエムアドシステム)で声優さんは松原さん・森田さんが大半を占めていますが、平成初期の急ラベルではエンドレスエコーでお馴染みの岡本さんが担当していたりとナレーターさんに関してはオールスターといったところです。
テープ規格は4トラで、長距離路線に関しては大型カートリッジを一部採用しています。
それでは希少な路線をお楽しみください。