今回は秋北バスのお話です。
このテープの特徴は、
BGM入り広告！
国際東北グループに属する秋北バス
秋北バスとはその名の通り秋田県の北部を走るバスで国際東北グループに属します。国際東北グループについてまず簡単に説明します。
2013年に国際興業が会社分割を行い国際興業東北株式会社が設立されました。同年に社名を国際東北株式会社に変更し、岩手県盛岡市に本社を置いています。主要子会社は 岩手県交通 秋北バス 十和田観光電鉄 です。
秋北バスについて
秋北バスは1943年に秋北乗合自動車として発足しました。1954年に現在の秋北バスに商号変更し、1962年に国際興業グループに入ります。
1973年には秋北ホテル、併設の秋北バスターミナルをオープン。その後も高速バス路線を次々運行開始させ、秋北航空サービス株式会社を立ち上げるなど成長を見せますが、状況は一変。
2002年に鷹巣営業所を廃止し、赤字路線だった32路線という大量の数の路線を廃止することとなったのです。2013年には秋北バスターミナルも廃止され、現在は縮退傾向にあります。
繋沢止まりは廃止
今回紹介する路線は繋沢線ですが2016年に廃止されたようです。現在は北陽中学校まで路線が伸びて繋沢は経由地として運行されていますが本数はそう多くはありません。
鳳鳴高校から所要時間は約50分で、途中フリー区間が入ります。終点繋沢付近は民家が立ち並んでおり、そこから折り返し場まではかなり距離があるようで、また折り返し場付近の道路は電灯すらありませんでした。
付近は2013年の豪雨による河川氾濫で折り返し場所が暫定的に変更になっていた時期もあったようです。
秋北バス=国際
さて、次に簡単ではありますがテープの紹介です。
秋北バスのテープはこの1本しか持ち合わせていないのですが、言えることは国際制作であること、4トラであること、2チャンネルで往復録音されてあることですね。
声優さんも平成16年では無理もなくザ・国際と言わんばかりのラインナップです。
採用例が少ないBGM入り広告
特徴でもお話したBGM入り広告。
このテープで流れるのは大館市にある質屋「オバタ」です。文章だけで読み上げられるより耳に残るしインパクトも大きいですね。
ところがBGM入り広告は通勤・通学客からうるさいといった苦情も寄せられることが少なくなく、採用例が少ないのが現状です。
それでは廃止された繋沢線のテープをお楽しみください。
