車内放送

【放送テープ】岐阜バス 新岐阜→美濃市駅

今回は岐阜バスのお話です。このテープの特徴は、

つい耳に残る独特なイントネーション!

声優さんによるものですが、放送方が独特でつい耳に残ってしまいます。

岐阜バスについて

岐阜バスは正しくは岐阜乗合自動車で1943年に戦時統合で12事業者の統合で誕生しています。
統合されたのは

名古屋鉄道 東美鉄道 武儀自動車 美濃自動車 根尾自動車 ヤワタ自動車商会 古池自動車 牧谷バス 神淵自動車 岐阜自動車 岐垣鉄道組合 小沢長三郎

の12事業者です。

1972年に回数券の発売を開始。

1997年には磁気カードに切り替わり、2006年には独自のICカード「ayuca」が発売されるなど時代に沿って支払方法が進化しているもののICカードに関しては全国指定の交通系ICカード(いわゆるsuicaやICOCAなど)の利用はできないようです。

気づいたら道幅が狭くなっている

路線は高美線のN72系統にあたります。

岐阜市の中心部と美濃市とを結ぶ路線で所要時間は約80~90分ほどです。

中濃庁舎~美濃市駅間は岐阜美濃線に統合されているため現在は中濃庁舎までになっています。

また、新岐阜(現 名鉄岐阜)発は材木町を、中濃庁舎方面発は大仏前(現 大仏南・妙照寺前)を経由して運行しています。※画像は中濃庁舎発。

続いて路線(経路)について簡単に解説です。

新岐阜を出たバスは国道157、256号線をひたすら北上し、岩崎1丁目交差点を右折して幹線道路から逸れていきます。

途中岐阜女子大と武芸川温泉内に入っていくので学生や旅行客にとっては都合の良い路線とも言えますが、この路線の本数は1日10本も無いので乗り過ごすと大変なことになるのは間違いありませんね。

大矢田付近からは中央線もない狭い道路を行くのでそこも狭隘路線の魅力の一つでもありそうです。

変更された停留所名

・新岐阜 → 名鉄岐阜
・大学病院前 → メディアコスモス・鶯谷高校口
・岐北病院前 → 岐北厚生病院前
・美濃カントリー口 → 高田坂
・藍見農協前 → 藍見小学校前

※停留所名の前に町名が付く付かないは除いています。

大学病院は2004年に移転、美濃カントリーに関しては現在トーシンホールディングス系列のゴルフ場になっており2008年に変更されました。藍見農協前は2007年に変更されました。

極楽寺停留所付近。ここを大型路線バスが行く。

 

岐阜バス=国際制作

さて、岐阜バスといえば国際企画(現 ケイエムアドシステム)。声優さんは古沢さんで独特のイントネーション漂う放送が特徴です。

特に頻繁に流れる交通標語も特徴の1つとも言えます。時期や路線によっては鈴木さんや森田さんの放送も聞くことができます。

ラベルは至ってシンプル。妻面に区間を印刷、表面は製作年と方向幕のコマ番と思われる番号のみ印刷されています。

テープの規格は等速1チャンネル。基本は往復収録ですが、区間の長いものに関しては往路復路2本に分かれています。

独特の放送方を是非お楽しみください。