車内放送

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ようこそ へ!

昔を振り返るにはどのような方法があるでしょうか?
アルバムを見る、映像を見る、記憶だけを頼りにするなど様々だと思います。
このページでは車内放送で実際に使われたテープを【音のアルバム】として、当時を懐かしんでいただく場で、現在と比べて変わってしまった経路や停留所名などをテープ1本ごとに紹介していく予定です。

前述した車内放送で使われたテープについて軽く解説します。
テープにも種類があり、大きく分けて

・4トラック

・8トラック

・ネプチューンテープ(10トラックとも呼ばれる)

・コンパクトカセット

の4種類に分けられます。
中でも8トラックを聞いたことがある方もいるかもしれません。
昔の家庭用カラオケで大活躍したテープの種類だからです。
コンパクトカセットテープと大きく違う点はエンドレステープであること
巻き戻しができない代わりに再生し続ければ自動で頭出しできてしまうというもの。
その後コンパクトカセットテープが主流になりましたが、8トラックの磁気テープの丈夫さなどから平成へ入ってからも中ごろまではテープを使用している事業者が多かったです。しかしデータ化が進み、次第に衰退していきました。

4種類のうち8トラックは再生する速度が2種類存在しました。

市販のカラオケ用デッキでも再生ができる等速(9.5cm/秒)
専用のデッキでないとうまく聞くことができない半速(4.75cm/秒)

当時中・長距離路線がまだまだいくつもあった時代。
放送を詰め込むため、テープの再生速度を落とす工夫や、不正コピー防止の観点からもこの半速が出来上がったとされています。
半速のテープいっぱいいっぱいに録音させた場合、実に30分は優に超えてしまいます。

 

車内放送のテープについて簡単に紹介しました。それではテープ時代の車内放送をごゆっくりお楽しみください。